床暖房で快適.com HOME > 床暖房なるほど! 用語集 > 省エネに関する言葉 > 二重床
「二重床」とは、鉄筋コンクリート造の集合住宅で、フローリングの床を歩く足音が下の階に伝わらないように考え出されたものです。
仕組みは、コンクリートの床(スラブ)の上に10cmから15cmほどの柱を30cm〜50cm間隔で立て、この柱の上に内装材であるフローリングを敷きます。
10cmから15cmほどの柱にはクッション材が付けられており、コンクリート面に柔らかく当たります。
その結果、床を歩く振動がコンクリート面に伝わるときの衝撃が弱まり、足音が階下に伝わらない仕組みになっています。
2階以上の住戸でもフローリングにできるようになったのは平成に入ってからです。
二重床工法には、角材を均等に並べて床材を乗せる「根太床工法」、防振ゴム付きの支持ボルトで支える「置き床工法」、断熱材を敷いた上にモルタルなどを打って床材を乗せる「浮床工法」などがあります。
「浮床工法」が最も遮音性が高いといわれていますが、建築コストも高くなります。