蓄熱式床暖房のしくみ
蓄熱体を深夜電力であたため、24時間部屋中ポカポカ
主に電気代の安い深夜電力を利用して蓄熱し、日中に放熱させる蓄熱式床暖房。効率的でランニングコストが抑えられ、とくに広い範囲に設置した際に高い効果を生みます。
しくみもストーブのように床の上に設置するタイプや天井に設置できるものなどさまざまです。
24時間快適に暖房を使いたい!
夜間電力で蓄熱材を暖めて、電気代の高い昼間は蓄熱材の熱を放熱するから、
割安電力で一日中あったか♪
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住居内の温度差が小さくなる 蓄熱式床暖房は、広い範囲に敷設した際に最も高い効果を生み、住居内を均一に暖めることができます。
場所による温度差だけでなく、時間帯による温度差も小さくなり、その結果として比較的低い室温で快適性が得られます。
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ランニングコストが安い 深夜電力で蓄熱材を暖めて、電気代の高い昼間は蓄熱材の熱を放熱するから、
割安電力で一日中暖かく過ごせます。家全体ではなく一階のみ蓄熱式床暖房にすることもでき、工夫しだいで電気代も抑えられます。
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メンテナンスがほぼ不要
設備がシンプルなので基本的にはメンテナンスが不要です。寿命も長く半永久的(住宅と同程度の寿命)に使用できます。
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安全性が高い 熱源に電気を使用するので、灯油などの燃料を補充する手間がなく、
お子様やお年寄りの方がいるご家庭でも安心して使用できます。床面の温度も低くてすむので低温やけどなどの心配もありません。
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初期費用が高い 蓄熱体はそれほど高価でなくとも、
コンクリート工事費や断熱材に費用がかかります。最低100万円くらいかかります。
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細かな温度管理ができない 蓄熱式床暖房は寒いときだけスイッチを入れ、暖かくなったら切るという使い方ではなく、秋口にスイッチを入れて冬の終わりにスイッチを切るといった
長期的な使い方が基本です。温度管理は、タイマーなどで調整することになります。
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新築が前提
蓄熱式床暖房は新築時に導入することが基本です。リフォームとして施工するのは現実的ではなく、「新築時はガマンして、将来お金が出来たら設置しよう…」というのはちょっと難しいかも。
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電気量が増えてしまう
蓄熱式床暖房に限らず、電気式の床暖房を設置する際にはご家庭の電気容量を上げる必要があることがあります。容量を上げてしまうと、基本使用料、電気使用量ともに上がってしまいます。電気を節約せねばならないときには使用を控えたほうがいいでしょう。