床暖房で快適.com HOME > 床暖房なるほど! 用語集 > 暖房に関する言葉 > 遠赤外線
「遠赤外線」とは、赤外線のうち、波長が長く25〜100マイクロメートル程度の光線をさします。赤外線は、近赤外線・遠赤外線・超遠赤外線に分けられ、比較的低温の放射体が発する電磁波が遠赤外線です。
遠赤外線自体は熱ではなく、相手の分子に自己発熱を起こさせる電磁波で、遠赤外線が電気極性を持つ分子に振動エネルギーを与えて活発化させ、遠赤外線エネルギーを得た分子は加速して他の分子と衝突します。
この分子の衝突が熱になるのです。
有機物に吸収されやすく、吸収されると熱に変わります。
熱の伝わる方法には熱伝導、対流、放射の3種類があり、遠赤外線を伝える方法は放射伝達だけです。
熱は物質の表面を暖め、遠赤外線は物質の内部を暖めるという違いがあります。