ハイポコースト/床暖房なるほど! 用語集

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床暖房なるほど! 用語集

ハイポコースト

「ハイポコースト」とは、古代ローマのセントラルヒーティングシステムのことです。
「下から熱する」という意味があります。

古代ローマの公衆浴場や個人の住宅で使われていました。
柱で床面を地面から持ち上げて壁の中にも空間を残しておき、炉からの熱気と煙を床下や壁に送り込み屋根付近の送管で排気するという方法で、室内の空気を汚すことなく暖めていました。
壁の中に中空の四角いタイルの送管を作り、熱気を通すと同時に壁から部屋を暖めます。
よく暖めたい部屋は炉に近い位置にし、火にくべる木を足すことで暖房効果を強くすることができます。

ハイポコーストを運用するには火の面倒を見るための労働力が必須で、ローマ帝国が衰退するとハイポコーストも使われなくなり、特に帝国周辺部で使われなくなっていきました。

ハイポコーストによく似たものに、朝鮮半島の「オンドル」があります。
こちらは煮炊きで発生した煙を使います。

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