低温やけどとは、長時間の低温熱源の直接接触によって発症するやけどです。
湯たんぽやホットカーペット、カイロなどが原因でかかるケースが増えています。
熱源が皮膚を圧迫する状態が続くと、血管も押しつけられてしまうので、熱の逃げ場がなくなってしまいます。
その結果、熱は皮膚の深部に伝わり、時間をかけてじわじわと皮膚の内部まで深く広がり、ダメージを与えていくのです。
一般的にやけど(火傷)は熱湯や炎、ストーブなどの高温の熱によって皮膚や粘膜が損傷することになりますが低温やけどの場合、心地よい暖かさでも長時間その熱源が直接皮膚に触れていると発症するので知らないうちにやけどをしてしまいます。