床暖房で快適.com HOME > 床暖房なるほど! 用語集 > 暖房に関する言葉 > 不凍液
不凍液とは、水冷エンジンや住宅の暖房ヒーターの一部などの内部を循環する冷却水(クーラント)の一種で、冬場の寒冷地において凍結しないように作られた液体のことです。
床暖房の不凍液は、主成分がエチレングリコールとプロピレングリコールの2種類に分かれていています。
プロピレングリコールは食品の防腐剤としても使われていて、食品添加物ベースの安全なグリコールです。
若干高価ですが、毒性が極めて低く、粘度が高い事が特徴です。
よって配管が短く生活空間に近いセントラル暖房配管や床暖房配管に適しています。
一方エチレングリコールは多少の毒性があり、比較的安価で粘度が低い事が特徴なので、配管が長く大量に不凍液を必要とし、生活空間からは離れたロードヒーティングなどに適しています。
又、不凍液には金属の錆を抑える防錆材も含まれていますが、不凍液は違う物と混ぜてはいけないといわれています。その理由は、防錆剤が違う物と混ざると本来の効果を失ってしまうからです。また、不凍液の耐用年数は通常2〜3年といわれています。