床暖房で快適.com HOME > 床暖房なるほど! 用語集 > 暖房に関する言葉 > 顕熱式 電気ヒーター式床暖房
顕熱式電気ヒーター式床暖房は、電気ヒーター式暖房器具を床下に設置する床暖房システムで、コンクリート床の広い面積の床暖房に使われます。コンクリートの厚さが150?以上とれる1階などに向いています。
床材などの限定が少なく、どの温度でも一定の蓄熱量が期待でき、蓄熱量の制御も比較的簡単にできます。
蓄熱体の種類によって、潜熱式と顕熱式に分けられます。
顕熱式とは、排気の際に室内の湿気を循環させず、熱だけを回収するシステムです。全室をクリーンで均一な温度を維持し、熱ロスも減らします。
顕熱式蓄熱床暖房は、相変化をしない蓄熱体を使ったもので、潜熱式より初期費用が安くなります。一方で、潜熱式と比較すると、蓄える熱が少なくなります。
コンクリートスラブ下に断熱材の敷設が不可能な場合や、コンクリート厚さが100mm程度で顕熱蓄熱量が不足する場合には潜熱蓄熱材を併用した潜熱+顕熱蓄熱式電気床暖房システムがあります。また、ヒートポンプ式の顕熱式電気ヒーター式床暖房は大型施設に有効です。