床暖房で快適.com HOME > 床暖房なるほど! 用語集 > 暖房に関する言葉 > 採暖
寒さの中にあって直接暖をとる「採暖」は、屋外での焚き火や囲炉裏、火鉢やこたつなどがあります。
状態としては、暖かさと寒さの境界が不明瞭です。
一方、房(部屋)を暖める「暖房」は、寒さが取り除かれ、空間に一様なある程度の温度を保つという意味があり内と外の区別が明瞭な状態です。
大きな違いは、室温とその分布の違いにあります。
十分に断熱され、寒さが取り除かれた暖房空間では、わずかな熱供給で室温は上昇し、温度は均一に保たれます。
しかし、断熱が乏しかったり熱的な境界と暖房の範囲が一致していない場合に力任せに採暖をすると天井と床の温度差は大きくバラつきがでます。
近年の気密・断熱化が進んだ住宅では、暖房が主流となってきていて、冬季に部屋の中で寒さをしのぐ方法は採暖から暖房へ変化しています。