床暖房で快適.com HOME > 床暖房なるほど! 用語集 > 暖房に関する言葉 > 一次エネルギー効率
「一次エネルギー効率」とは、薪・木炭・石炭・石油・天然ガス・太陽放射・地熱・風力・水力・原子力などのような自然界にそのままの形で得られるエネルギーに対して、どれだけのエネルギーが回収できるかという比率のをいいます。
火力発電所では天然ガス・石油・石炭などを燃焼させて電力を生み出します。
そのときのエネルギーの変換効率は35〜40%程度です。
私たちが使用している電力の背景には、その3倍近い一次エネルギーが使用されているのです。
原子力発電では、発電に使用できなかった3分の2近いエネルギーは温水の形で廃棄されます。
日本の火力発電所や原子力発電所がすべて海岸近くに建設されているのはこのためです。
せっかく作り出した熱エネルギーを捨てるのではなく、暖房などに利用することをコージェネレーションといい、エネルギー効率を高めるためのひとつの手段となっています。